\食育と栄養学/
正しい知識でこれからの毎日を楽しく #:222 2016.08.23更新
必見!野菜の正しい切り方10選:基本と簡単なテクニック
料理を作るうえで大切なプロセスのひとつが、野菜を切ることです。料理に合わせて切ると食べやすくなるうえ、均一に火が通って調味料もよくしみ込みます。また形よく切れば美しく、出来上がりの見栄えが大きく違ってきます。
野菜の代表的な切り方や使い方などを覚えておくと、いろいろな材料に応用でき、料理記事やレシピも理解しやすくなります。切り方の名前は、一般的に切ったときの形状から呼ばれているものが多いようです。
基本の切り方
小口切り
オクラ、長ねぎ、きゅうりなどの細長いいものを端からやや薄めに切る方法。小口とは直方体や筒形の、もっとも小さな面のこと。
端から薄く切って、汁物や薬味などにしたり、切り口の形を生かして料理のポイントにする。
輪切り
きゅうり、大根、にんじんなど、切り口が円形なものを輪の形に切っていく切り方.サラダ、煮物、汁物など多くの料理に使われる。
繊維の方向に直角に包丁を入れながら切っていく。材料や料理によって厚さを変えるとよい。
半月切り
輪切りでは大きすぎるときなどに用い、料理に合わせて厚みを変えて切る。煮物、汁物、炒め物などに使われる。
輪切りと同じように、切り口の丸いものを縦2つに切り、さらに小口から適当な厚さに切っていく。
いちょう切り
いちょうの葉の形に似た扇形の切り方で、煮物、汁物、炒め物などに使う。料理に合わせて厚みを変えるとよい。
切り口の丸いものを縦十文字に切り、小口から切るか、薄い輪切りにしてから4等分してもいい。
薄切り
料理や材料に合わせて薄く切ること。同じ薄切りでも1mm以下~3ミリと幅がある。野菜だけでなく肉や魚にもよく使われる切り方。
よく切れる包丁を使い、薄さを加減して切る。ここからせん切りやみじん切りにしていく。
乱切り
ごぼう、にんじんなど、切り口の丸いものを、回しながら同じ大きさになるように斜めに切る方法。煮物、汁物などに使う。
向こう側に回しながら、一口大になるよう繊維に斜めに切っていく。大きさを揃えれば、火の通りが均一になる。
せん切り
大根、にんじんなどは薄切りを重ねてさらに縦に細く切り、汁物、あえ物などに。キャベツは葉を重ねて繊維を絶つよう細切りする。
軸をそぎ取り、端から細く切る。ほぐしてふんわりさせ、つけ合わせに。
斜め切り
長ねぎやごぼうなどの細長い野菜を斜めに切る方法。長ねぎの斜め切りは汁物や鍋物に使う。
表面積が同じくらいになるよう形を揃えて切る。表面積が大きくなるので味がしみ込みやすくなる。
くし形切り
玉ねぎやレモン、かぼちゃなど、丸みのある材料を中心線から放射線状に切る切り方。櫛の形に煮ていることからこう呼ばれる。
二つ割りにしたら、中心から放射線状に切っていく。用途に合わせて縦軸の厚みを変える。
みじん切り
玉ねぎ、しょうが、長ねぎなどを細かく刻む方法。薬味や料理の色どりに使うほか、玉ねぎは挽き肉料理などに使われる。用途に合わせて粗みじんにしてもよい。
根元はつけたまま、縦に細く包丁を入れる。
根元を押さえ、水平に切り込みを入れる。
端から細かく切っていき、全体を刻む。