バナナの「量り売り企画」と家庭ごみ削減を目指す「コンポスト企画」のドール『バナナエシカルバリューチェーンプログラム』が環境省 令和4年度食品ロス削減推進表彰 環境事務次官賞を受賞
「食品ロス削減全国大会 inさいたま」にて表彰量り売りを通して消費者に新たな価値の発見を促す波及効果を評価
株式会社ドール(本社:東京都中央区、代表取締役社長 渡辺 陽介、以下 ドール)は、『バナナエシカルバリューチェーンプログラム』が環境省の「令和4年度食品ロス削減推進表彰」の環境事務次官賞を受賞しました。また、本表彰式が、2022年10月30日(日)に開催された「食品ロス削減全国大会 inさいたま」にて行われました。
ドールは、高品質なフルーツとフルーツ加工食品をお届けし、人と地球と豊かさに良い影響を与えるため、「持続 可能な開発目標(SDGs) 」の実現に向け、The Dole Promiseを表明しています。本ミッションを実現させるべく、『バナナエシカルバリューチェーンプログラム』を2022年6月より開始しました。本プログラムは、バナナが産地で生産され、消費者が食べる過程で、人や社会、地域、環境などに優しいエシカルな取り組みを行い、その価値を繋いでいくことを目的としています。その第一弾の活動として、フルーツロスとプラスチックゴミの削減を目指し、スーパーをはじめとした量販店で、必要な量だけご購入いただく「量り売り企画」ならびにその「量り売り企画」に参加し、ご応募いただいた方の中から選考で、バナナの皮などの生ごみを微生物の働きを活用して分解・熟成させることで堆肥を作る「コンポスト企画」を実施しています。
この度、本プログラムが、環境省の「令和4年度食品ロス削減推進表彰」の環境事務次官賞を受賞いたしました。本賞は、消費者等に対し広く普及し、食品ロスの削減に効果的かつ波及効果が期待できる、食品ロス削減の推進に資する取組を行った者に対して表彰され、食品ロス削減の取組を広く国民運動として展開していくことを目的としています。ドールは、自社のブランド力も活かしながら、量り売りを通して消費者に新たな価値の発見を促す波及効果が評価され、受賞いたしました。
ドールは、今後もフルーツを通して人と地球と豊かさに良い影響を与えることを使命とし、明るい世界のために、ドールは今後も、「フードロス削減」に貢献できるよう本プロジェクトの推進に努めてまいります。
■ 令和4年度 食品ロス削減推進表彰 とは
・概要
消費者等に対し広く普及し、食品ロスの削減に効果的かつ波及効果が期待できる、食品ロス削減の推進に資する取組を行った者に対して表彰を行うことにより、食品ロス削減の取組を広く国民運動として展開していくことを目的として、表彰を行う。
・対象
食品ロスの削減の推進に資する取組を実施している者であって、食品ロスの削減に効果的かつ波及効果が期待できる優良な取組を実施した者。
・選考基準
A.波及・将来性
取組が効果的かつ波及効果が期待できるものか。あるいは将来波及することが強く期待できるか。
B.貢献・成果
取組としての貢献、成果が顕著であるか。
C.具体性
取組範囲の広さ、地域における連携、地域の実情に応じた取組であるか、消費者や事業者等の行動の変化につながるものであるかなど、具体的な取組を行っているか。
D.先進性
取組が他に先んじて実施されたものか。他の個人、団体等のモデルとなり得る内容であるか。
E.継続性
今後、取組を継続させるための工夫をしているか。
・審査委員長講評
https://www.env.go.jp/content/000080828.pdf
■ 株式会社ドール 生鮮第一本部 中島小織 コメント
日本で最も消費量が多く、年間を通して幅広い世代に親しまれている身近なフルーツ、バナナ。
ドールはバナナをきっかけに、消費者の皆様が食品ロス削減を身近に考え、楽しく取り組める仕組みを作りたいとの想いから、「無駄なく買って、美味しく食べきる」バナナの量り売り、「バナナの皮をはじめとした、家庭の生ごみを資源化する」コンポスト企画を提案しました。
日本では年間約522万トンの食品ロスが発生し、その半数近くが家庭から出ていると推計されています(出展:農林水産省・環境省 令和4年6月公表の食品ロス発生量:令和2年度推計値)。生活の中での、ひとりひとりの行動変容が重要となる中で、当社の取り組みが評価されたことは大変光栄であるとともに、普及に向けた大きな後押しとなると感じております。
ドールはこれからも、フルーツを通じた食品ロス削減・脱炭素社会の達成への貢献を目指し、積極的に取り組んでまいります。
■ 「量り売り企画」について
ドールとして初の取り組みとなる「量り売り企画」は、家庭内の食品ロス、プラスチックゴミの削減につながります。量販店と提携し、ドールのバナナ専用秤で量り売りを行い、ラベルを貼り販売いたします。
少人数世帯が増える中、現在販売されている袋詰めバナナは量が多いことから、今回の取り組みにより、必要な量だけを量り売りで購入することが可能です。
これまで量販店で実現が難しかった量り売りの環境をドールが整えることで、消費者、量販店のそれぞれにとって利用しやすいサービスを実現しました。
【使用方法】
① 秤に裸のバナナを置く(2、3本) 。
② 秤の画面に重さと価格が表示されたら、プリントボタンを押す。
③ プリントされたラベルを備え付けの専用紙袋に貼る。
④ ラベルを貼った紙袋にバナナを入れレジへ。
【「量り売り企画」実施店舗】
・イトーヨーカドー@アリオ北砂店
・カスミ@BLANDE研究学園店
・ヤオコー@和光丸山台店
・イオン@津田沼店
・いなげや@blooming bloomyららぽーと立川立飛店
・ヨークベニマル@横塚店
・ヨークベニマル@宇都宮テラス店
・イズミ@LECT店
・マルエツ@板橋南町店
・コープさっぽろ@桑園店
・ライフ@経堂店
■「コンポスト企画(食品ロス・食品廃棄物ゼロ) 」について
フルーツロスをゼロにするドールの課題と、家庭で出る生ゴミを減らしたいという消費者の課題を実現する企画です。上記の「量り売りバナナ」を含む税込み1,000円以上をご購入いただき、ご応募いただいた方の中から選考で、LFCコンポスト (右写真) のセットをお送りいたします。3か月ほどかけて行うバナナの皮などの生ゴミを使った堆肥作りに参加することが可能です。堆肥ができたら、家庭菜園でご使用いただくか、指定の培土製造会社に送っていただくと果物や野菜をプレゼントいたします。
・参加募集期間 :店舗によって異なる
・参加応募方法 :「ドールバナナ量り売り」を含む税込1,000円以上のレシートでWEBから応募。
アンケートの回答内容も考慮して、選考いたします。
・応募URL :https://www.dole.co.jp/lp/jp/foodloss/
・参加当選者数 :1店舗10名
・対象店舗 :ヤオコー@和光丸山台、カスミ@BLANDE研究学園店、
いなげや@blooming bloomyららぽーと立川立飛店 他
【コンポストの流れ】
① 当選者に「LFCコンポストセット」をご送付 。
② コンポストのセミナー(オンライン) にご参加いただき、取り組みスタート。
③ 家庭で出る生ごみにてコンポストを、約3か月間実施。
取り組み中、希望者にはLFC社によるLINEサポート・オンライン報告会を予定。
④ コンポストが完成。できたコンポストは【1】ご自宅で活用、
または【2】宅急便で培土製造会社へ送るを選択。
⑤ (【2】の場合) 培土製造会社にてコンポストの成分をさらに整え、農作物の土壌として活用。
参加者に「コンポストを土壌につくった作物」をお届け(予定) 。
■バナナエシカルバリューチェーンプログラム紹介動画
■ドールとは
会社名 :株式会社ドール/ Dole Japan, Inc.
創業 :1965年
設立 :1982年12月28日
資本金 :8000万円
代表者 :代表取締役社長 渡辺 陽介
社員数 :188名(2022年4月現在)
事業内容:青果物の生産、加工、販売及びマーケティング活動 他
営業収益:563億円(2022年3月期)
■ Dole Purposeについて
170年近く前に小規模ながら使命に駆られて創業したドールは、栄養のある健康的な食物は日光のように誰にでも平等に与えられるべきだと考えています。
私たちのスローガンである「Sunshine For All」が、私たち自身だけでなく、世界中のすべての人々にとって重要なのはそのためです。
私たちは年齢や収入、住んでいる場所、人種、性別を問わず、すべての人が健康的な栄養にアクセスでき、このアクセスが地球を犠牲にすることなく実現する、公平な世界を支持したいと考えています。
■「The Dole Promise明るい世界のために、ドールが守る約束」
ドールは、日本の「三方よし」の考え方に影響を受けた「The Dole Promise明るい世界の実現ために、ドールが守る約束」を策定し、これに基づいた企業活動を行っています。
① 10億人の人々に栄養へのアクセスを
② 精製糖ゼロ
③ フルーツ廃棄物ゼロ
④ 化石資源由来のプラスチック包装の廃止
⑤ 事業活動による温室効果ガスの排出実質ゼロ
⑥ すべてのステークホルダーにとっての共有価値