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3人制バスケ「3×3」矢上若菜選手・平田えりか選手インタビュー|バナナは競技に欠かせない存在です

人気上昇中の3人制バスケットボール「3×3」(スリーエックススリー)。TOKYO VERDY.EXEに所属する矢上若菜選手・平田えりか選手に聞いた、カラダづくりを支えるフルーツとは? 「3×3」の魅力も教えていただきました。

矢上選手と平田選手にインタビュー!

2024年8月、バナナなどのフルーツでアスリートの健康をサポートしてきたDoleと、総合クラブ「東京ヴェルディクラブ」が、サプライパートナー契約を締結。「バナナとスポーツ」を通して、社会をよりよくしたいという共通の思いを持った両社のパートナーシップが実現しました。

東京ヴェルディクラブが運営している全17競技のチームの中でも今、特に勢いのあるチームの一つが、2024年4月に発足した3人制バスケットボール「3×3」(スリーエックススリー)の女子チーム。結成1年目ながら、世界最大規模の国際リーグ「3×3.EXE PREMIER 2024」などで優勝。三冠制覇にリーチをかけています。

そこで、TOKYO VERDY.EXE女子チームの中心選手である矢上若菜選手と平田えりか選手にインタビューを実施。人気上昇中の3×3の魅力や、3×3選手とバナナの関係などについて語っていただきました。

矢上若菜選手
矢上若菜選手
平田えりか選手
平田えりか選手

3人制バスケ、3×3の魅力はスピード感!

―最初に3×3についてまだ詳しくない人に向けて、その魅力を教えてください。

平田 バスケットボールは、5人制がよく知られていますが、最近、盛り上がってきたのが3人制の3×3です。5人制との明らかな違いは、スピード感。コートが5人制の半分で、よりスピーディーなプレーが多いのは魅力だと思います。それに、試合会場にはDJがいて、音楽でも会場を盛り上げてくれるんです。その時々の試合の流れなどに合わせて、テンポの違う曲を流してくれたり、実況をしてくれたり。私たちのプレーを後押しして、観客の皆さんも盛り上がれるような工夫があります。

矢上 攻守の切り替えもめちゃくちゃ速いし、1試合が10分で終わります。しかも、試合会場が商業施設の中だったりもするので、買い物の合間にフラッと観に来て、観た後に買い物の続きもできる。チケットを買う必要もないので、無料で気軽に観られるところも、3×3の魅力かなと思います。

―買い物の合間に音楽や実況も聴きながらスポーツ観戦できるのは、すごく楽しそうですね。親子連れのお客さんも多いのでは?

矢上 はい。実際、買い物の途中でたまたま試合を観て、家族でファンになってくださった方もいます。

平田 5人制の試合会場に比べると、コートと観客席の距離がかなり近くて。ボールが観客席に飛んで来るだけではなく、ボールを追いかけた選手も一緒に観客席へ突っ込んでしまうこともあるんです(笑)。そんな迫力も5人制との違いで、より楽しめるところだと思っています。

©TOKYO VERDY CLUB
©TOKYO VERDY CLUB
©TOKYO VERDY CLUB
©TOKYO VERDY CLUB

―3×3の試合を初めて見た時、すべての選手が10分間、休みなく動き続けることに驚きました。試合時間は短いですが、選手にとっては、5人制よりもハードなのでは?

矢上 チームのプレースタイルにもよるし、それぞれのしんどさがあって。私は5人制の方がしんどいと感じるのですが、たしかに3×3はずっと動き続けるので、あっという間に10分が終わる感じです。

平田 5人制だと、ボールを運ぶ時間があるので、そこでのらりくらりできるんです。でも、3×3は、12秒以内にシュートを打たなきゃいけないから、瞬間的にスピードを上げるプレーも多くて。心拍数も上がるし、体力の消耗は激しいですね。あと、試合を止めてスピード感を損なわないためだと思うのですが、ファウルの判定も5人制より緩いんです。だから、よりパワフルなプレーも多いと思います。

矢上 スピードがあるのに、しっかりパワフルで激しいプレーが多いんです。あと、選手の立場としては、コーチがいないことも5人制との大きな違いです。5人制だと、コーチの考える戦術が反映されやすいと思うのですが、3×3では、コート上に監督やコーチがおらず、試合中は選手だけですべてを決めるので、一人一人の意見が反映されやすい。それによって勝敗も左右されてくるからこそ、負けた時の悔しさも勝った時の喜びも、より大きいと感じます。

©TOKYO VERDY CLUB
©TOKYO VERDY CLUB

―3×3を観る時、ここにも注目するとさらに楽しめるというポイントがあれば、教えてください。

平田 攻守の切り替わりがめちゃくちゃ速いので、一人一人の動きを追いながら観ていると「いつの間に戻ったの?」って驚くことも多いはず。あと、基本的には、(5人制より)個人のスキルが求められる競技ですが、女子と男子では少し違うところがあって。男子だとさらに迫力があったりするし、女子だと3人で連携してパスを繋いでゴールを狙うプレーも多い。そういうところに注目するのも面白いと思います。

矢上 先に21点を取ればノックアウトというルールがあるので、いかに2ポイントシュート(5人制における3ポイントシュート)を決めていくかが、すごく大事。だから、どの選手も常に2ポイントを狙う意識は持っているのですが、試合の流れの中で、1ポイントずつ積み重ねていく時間帯もあって。コーチがいない分、選手自身が常にいろいろなことを考え続けているので、そういうところも想像しながら観てもらうと、さらに面白いと思います。

―ご自身の得意なプレー、ここを観て欲しいというポイントも教えてください。

矢上 まずは、ドライブ(ドリブルで相手を抜いて、ゴールに向かうプレー)のスピード感。あとは、2ポイント(シュート)の精度を観て欲しいですね。

平田 私は、シュートをすごく上手に決めていくタイプではないので、ディフェンスで体を張ったり、泥臭いところで頑張って仲間のポイントに繋げたりするタイプのプレーヤーなんです。そういう地味なところも観てもらえると嬉しいです。

平田選手と矢上選手

TOKYO VERDY.EXE女子チームは、今季三冠にリーチ

―お二人が目標としている3×3の大会には、どのようなものがあるのですか?

平田 「3×3.EXE PREMIER」、「3×3 JAPAN TOUR」、「3×3 日本選手権」という3つの大きな大会があります。

―東京ヴェルディ女子チームは、今年(2024年)の4月に発足されたばかりなのに、今年の「3×3.EXE PREMIER」と「3×3 JAPAN TOUR」で優勝していますね。

矢上 3つの大会の中で最も規模が大きな3人制バスケのグローバルプロリーグ「3×3.EXE PREMIER」で、まず優勝できたことは、チームにとって大きかったです。今年で10年目のリーグで、日本だけでなく女子はタイとニュージーランドのチームも参加しており、日本と海外のチームに勝利して総合優勝できたことはとても嬉しかったです。それがきっかけになって、次の「3×3 JAPAN TOUR」も優勝できました。

―10月には、「Red Bull Half Court 2024 World Final」という世界大会でも優勝しています。

平田 「Red Bull Half Court」は、日本などで行っているオフィシャル(国際バスケットボール連盟)のルールとは、少しだけ違う独自のルールで行われる大会です。細かな違いなので、私たちのプレーの仕方などは、大きくは変わらないんですけど。

―矢上選手は、「3×3.EXE PREMIER」に続いて世界大会でも女子MVP(最優秀選手賞)を受賞されました。絶好調のシーズンを送っているのですね。

矢上 私は、子供の頃からずっと5人制をやってきたのですが、27歳の時にバスケを辞めようと思っていたんです。でも、そんな時、3×3に出会って始めたら、同じバスケなのにいろいろなことが違って。今でも自分が上手くなっていると実感できています。だから、今もバスケがすごく楽しくて。今シーズン、成果になって表れていることは、すごく嬉しいです。

―東京ヴェルディというクラブの魅力を教えてください。

矢上 みんな激しくプレーしているのですが、周りの人たちからは、「すごく楽しそうだね」とよく言っていただけるんです。そこが、このクラブの魅力だと思います。私は、競技のレベルに関係なく、バスケを楽しむことは絶対に忘れては駄目だと考えていて。試合を楽しむために、普段、厳しい練習を続けています。だから、お客さんには、私たちが楽しみながらプレーしている姿をぜひ観て欲しいです。それに、ボールに対する気持ちの強さ、ボールを追ったり、リバウンドなどで球際に向かったりする姿勢も、どこのチームよりも勝っているチームの強みだと思います。

平田 あとは、いろいろな競技のチームがある総合クラブということも東京ヴェルディの大きな魅力だと思っています。他競技の選手と交流する機会もあって、活躍を観ていると、すごく刺激を受けますし。良い意味で、同じヴェルディだから私たちも負けていられないぞ、という気持ちになります。

平田えりか選手

―お二人とも別にお仕事をしながら、プレーを続けているそうですが、仕事の後に練習をしているのですか?

平田 はい。私は、教員を11年やっていましたが、そろそろバスケットとの両立が大変になってきて。バスケをメインでできるように、今年の3月に教員を退職しました。今は、焼き鳥屋さんの仕込みや、バスケスクールのコーチ、ジムのスタッフなど複数のアルバイトを掛け持ちしていて。それらの仕事を上手く当てはめ、5時頃からは、練習に向かえるようにしています。

矢上 私も最近、会社員を辞めて、今はアルバイトなのですが、出張が多い仕事で一昨日も福島と仙台に行ってきました。

―練習は、毎日あるのですか?

平田 コートを借りて確実にチームで練習できるのは、水曜日の19時から21時までだけなので、それ以外の日は、他チームの練習に参加したり。練習が週に1回だけにはならないように工夫しています。他チームの選手がウチの練習に参加することもあるし、お互いに助け合っている形です。私の場合は、お世話になっているジムで体を動かすときもあります。ランニングくらいしかできないのですが。

―夕方まで仕事をした後の練習は、ますますハードそうです。

矢上 たしかに体は疲れますが、バスケが楽しいから、心のエネルギーはチャージできるんです。バスケでリフレッシュして、明日も頑張ろうという気持ちになれます。

矢上若菜選手

バナナは、3×3の選手には欠かせない存在

―お二人は、バナナに対して、どのような印象がありますか?

平田 私は、小さい頃からバナナが大好きで、よく食べていました。家には、バナナを吊すスタンドがあって、(母親から)「お腹が空いたら、自分で取って食べなさい」と言われていたし、試合のときにもバナナを持たされていたんです。学校のチームのトレーナーさんも、試合の時に「バナナを持ってくるんだぞ」と言っていたので、子供ながらに「きっと、バナナってすごく良い食べ物なんだろうな」と思っていました。しかも、美味しいから、大好きでしたね。今も大好きなので、毎朝、スムージーにして飲んでいますし、試合の日にも食べています。

バナナとスウィーティオ

―やはり、部活などでスポーツをやっていると、「バナナを食べよう」と教わる機会は多いのですね。

平田 そうだと思います。

矢上 バナナはカリウムが豊富だし、何よりエネルギーになるんですよね。しかも、ガッとすぐに消費されるのではなく持続性もあるので、運動量の多い3×3にもすごく向いていると思います。大会では、多いと1日に4試合あるので、最初の試合の前にまずバナナを食べて。エネルギーが枯渇してくると、試合の合間にも食べます。だから、試合の時は、チームのスタッフさんにみんなの分を買ってきてもらったりしています。

チームスタッフ たぶん、ほとんどのチームが同じことをしているので、大会の日には、会場近くのスーパーやコンビニで、バナナが売り切れることもあるんです(笑)。

―バナナで補給できるエネルギーは、3×3という競技に欠かせないということですね。

矢上 欠かせない存在ですね。それに私もシンプルにバナナの味が好きなので、毎朝、スムージーにして飲んでいます。

―スムージーを作る時は、バナナの他に何か入れるのですか?

平田 私は、冷凍したバナナを豆乳、ヨーグルトと一緒にミキサーにかけています。たまに、他のフルーツを加えることもありますね。だから、家の冷凍庫の中には、小分けしたバナナがいっぱいストックされています(笑)。

矢上 私もバナナに豆乳、体に良い植物性油が摂れるアーモンドバターを加えています。あと、夜はバナナにチョコレート味のプロテインを加えて、チョコバナナスムージーみたいにして飲んでいます。

―なぜ、牛乳ではなく豆乳なのですか?

矢上 牛乳は少しカロリーが高いので。美容のためにも豆乳にしています(笑)。

平田 私は、時間があるときには、バナナを入れたパウンドケーキを焼くこともあります。

平田選手と矢上選手

―本当にバナナが好きなのですね。

平田 はい。Doleさんの取材だから言っているわけではないですよ(笑)。

矢上 私もです(笑)。バナナは、どうやって食べても美味しいし、値段もお手軽なのが嬉しいです。それに、健康にも良くて、血圧を正常に保つ効果もあると聞いたことがあるし、食べると良いことしかないフルーツというイメージがあります。

平田 私も同じですね。私たちのような大人の選手だけではなく、バスケを教えている子供たちの間でも、そういう印象だと思います。

バナナを食べて、好きなことを全力で楽しんで

―お二人の現在の目標を教えてください。

矢上 私たちは、今シーズンの三冠(「3×3.EXE PREMIER」、「3×3 JAPAN TOUR」、「3×3 日本選手権」)を取れるチャンスがあるので、日本選手権でも優勝してすべてのタイトルを取ることです。

―もちろん、開幕前から狙っていたことだとは思うのですが、二冠を達成したことで、その気持ちがより強くなったのでは?

矢上 はい。絶対に負けたくないという気持ちが、さらに強くなっています。ここまで来たら負けたくないし、優勝したことで、「打倒東京ヴェルディ」を目標にするチームがさらに増えていて。そうやって、さらに強くなった相手に勝って優勝するのは、本当に気持ちが良いし、ますます楽しいんです。「3×3 JAPAN TOUR」の時にそれを感じました。

平田 私の目標も直近だと日本選手権です。本戦は、来年の2月ですが、まずは東京予選が12月22日(日)にあるので、そこを勝ち抜くために、チームのみんなで「ああでもない、こうでもない」と言い合いながら、練習を積み重ねています。東京は、参加チームも多いので、良いところを伸ばし駄目なところは改善して、しっかりと勝ち抜きたいです。

東京ヴェルディクラブの旗を持つスウィーティオ

―では、最後に「フルーツスマイルマガジン」の読者の皆さんにメッセージをお願いします。

平田 5人制のバスケについてはなんとなく知っていても、3×3は知らないという方も、けっこういらっしゃると思うのですが、まずはぜひ一度、試合を観ていただきたいです。さっきも話していましたが、3×3の試合はショッピングモールとかでやっているので、「あれ? なんだか賑やかだぞ」くらいの感覚でフラッと観に来てくださる方も、すごく多いんです。そんな風に最初は気軽に観てもらって、そこから推しのチームや選手を見つけるとか、個人個人の楽しさを見つけて、3×3の沼にハマっていただけたら、とても嬉しいです。あと、私も大好きなバナナは、美味しくて本当に良いことばかりなので、ぜひいっぱい食べてください。

矢上 3×3やスポーツに限った話ではなく、私は、レベルとかは関係なく、何かの目標を持って、それに向かって楽しむことが、人生にとって一番大切だと思っています。そして、それを楽しむためには、必要なエネルギーをしっかり摂らなきゃいけないですよね。だから、皆さんも、ぜひバナナをしっかり食べて、好きなことを全力で楽しんでもらいたいと思っています。

東京ヴェルディクラブをバナナで応援!

中島さん
株式会社ドール 中島小織さん

総合クラブとして、今回お話をお伺いしたバスケットボールの他、フットサルや野球、e-sports等、幅広いジャンルのスポーツチームを運営する東京ヴェルディクラブ様。

「バナナを食べて、好きなことを全力で楽しんで!」というお二人のメッセージは、
フルーツの力で多くの方を笑顔にしたい、と願うDoleの想いそのものです。

これからも、さまざまなスポーツシーンをDoleのバナナで応援していきたいと思います!

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※記事の情報は2025年1月17日時点のものです。