Dole

スイーツ作りから「もったいない」を考えよう!~東京ガス料理教室で教わる地球と身体にやさしいレシピ~

規格外のバナナと地元の豆腐店のおからを使って絶品スイーツを作る料理教室が、東京ガス×Doleのコラボで開催されました。今回は教室で紹介されたとっておきレシピを特別公開! 身近な材料でできるので、ぜひお家で作ってみませんか?

110年以上の歴史を誇る東京ガス料理教室で「もったいない」に向き合う

東京ガス×Doleコラボ料理教室

毎日の暮らしの身近な社会課題として、“食品ロス”への関心が年々高まっています。そんな中、東京ガスが開催する料理教室でDole「もったいないバナナ」を扱ったコラボ教室が企画されました。

東京ガス料理教室は、なんと大正2年(1913年)から続く歴史あるクッキングスクール。ガス調理機器の機能性の進化に合わせた、日々の食事に役立つレシピや調理技術、食に関する情報の提供、さらには食育、環境にやさしい調理法、スピードクッキングなど、時代背景に合わせた調理文化を築いてきました。

時代を越えて台所に立つ人の味方であり続ける料理教室で、今回企画されたテーマがズバリ「食品ロス削減」。中身の味や品質には問題がないのに、規格に合わないという理由だけで商品になれなかった「もったいないバナナ」と、近隣の豆腐店の豆乳や豆腐の副産物として大量に残るおからを使って、「バナナおからマフィン」と「濃厚ソイバナナシェイク」の2品を作ってみよう!というものです。
▶「もったいないバナナ」について詳しくはこちら!

もったいないバナナと地元のお豆腐屋さんの豆乳、おから

「もったいないバナナ」とおからを使って簡単スイーツ作りにチャレンジ!

マフィン完成カット

取材に伺った回には7名の方が参加。まずは座学として講師から、日本で最も食べられているフルーツがバナナであること、年間約2万トンもの「もったいないバナナ」が生まれている現状やその背景などを学び、Doleが制作した「もったいないバナナ」プロジェクトムービーを視聴します。

座学の様子

続いて、2班に分かれて調理実習。「もったいないバナナ」を扱う工程では「普段食べているバナナと全く変わりがない」、「こんなにきれいなバナナが捨てられているなんて」といった驚きの声も聞かれました。

調理の様子
調理の様子②

そして「バナナおからマフィン」と「濃厚ソイバナナシェイク」が出来上がった後は撮影会。みなさん思い思いにテーブルコーディネートし、力作をカメラに収めていました。

最後は撮影会

「バナナおからマフィン」と「濃厚ソイバナナシェイク」の気になる味わいは?

試食タイムの様子

いよいよお待ちかねの実食タイム! 参加者それぞれが「もったいない」と向き合いながら作ったスイーツの味わいは? また、今回のコースに参加してどんな感想をもったのでしょうか?

マフィンもシェイクもすごく美味しい! これだけ美味しいものが作れるのに、“規格外”という理由だけでバナナを捨ててしまうのはもったいないですね。

マフィンって食感がパサつくことがあるけれど、今回はバナナとおからを使っているからか、とてもしっとり仕上がって美味しいです!

むしろ普段食べているバナナで作るよりも美味しい気がする。

とても簡単にできたので、今度家でもバナナが余った時は教わったマフィンやシェイクを作ろうと思いました!

子どもがバナナ大好きなので、家でも作ってあげたい。おからや豆乳を使っていてヘルシーなのも嬉しいですね。

食べられるバナナがこんなに大量に廃棄されているとは、思ってもみませんでした。

見た目の良し悪しだけで果物や野菜が捨てられるのは、やっぱりもったいないですね。今度スーパーに行った時は、その辺のことを意識して商品を選びたいと思いました。

「少しでも心に残るものや、意識が変わるようなきっかけを提供できたら」

今回の東京ガス×Doleのコラボ料理教室は、現在街のあちこちで見かける「もったいないバナナ」のロゴマークがきっかけで実現したといいます。

企画の狙いについて、東京ガス料理教室の西村理沙さんにお話を聞きました。

企画の狙いについて、東京ガス料理教室の西村理沙さんにお話を聞きました。
東京ガス料理教室・西村理沙(にしむらりさ)さん

―今回の東京ガス×Doleコラボ料理教室開催の経緯から教えてください。

東京ガス料理教室では、今年度から食を通して社会課題と向き合うヒントをお客さまに伝えていく取り組みを行っています。そんな中10月が食品ロス削減月間ということもあり、何か食品ロスについて考えるきっかけとなる食材は…と考えていた時に、Doleさんが進めている「もったいないバナナ」プロジェクトのロゴを街で見かけて、これだ!と。

また、東京ガス料理教室は江東区の住吉と豊洲、世田谷区の桜新町の3カ所に拠点があるのですが、なるべくその地域の特性を活かした企画にしたいとも考えていました。ちょうど住吉と桜新町の周辺にはご協力いただけそうなお豆腐屋さんがあり、おからや豆乳と組み合わせる上でもバナナは相性の良い食材だと思ったんです。

―メニューを「バナナおからマフィン」と「濃厚ソイバナナシェイク」にしたのは?

バナナとおから、豆乳があればできるメニューにこだわりました。これなら家でも作れると思っていただけるものにしたくて。おかげさまで、募集を告知したその日に席が埋まるくらい人気のコースとなりました。

―今回のコースを通して参加者のみなさんに伝えたかったことは?

東京ガスはもともと、環境に配慮しながら買い物や調理、食事、片付けをする「エコ・クッキング」に重点を置いています。今回のコースもただ参加して、作って、楽しいね、で終わりではなく、「家でもやってみようかな」とか、スーパーで少し傷のある果物を見かけた時に「十分使えそうだな」とか、環境について何か少しでも心に残るものや、意識が変わるようなきっかけをご提供できていたら嬉しいです。

―これから取り組んでみたいことがあれば教えてください。

Doleさんでは、パイナップルやマンゴーなどバナナ以外の規格外フルーツも「もったいないフルーツ」として扱われていると思います。今後もそうした規格外フルーツを使って、このコラボ教室をシリーズ化できるといいですね。レシピは私たちがいくらでも考えますので!

【レシピ】東京ガス料理教室考案のスイーツをお家で楽しもう!

●バナナおからマフィン2種~バナナとクルミ・チョコバナナチャンク~

材料

  • 〈生地〉
  • バナナ…正味150g

  • 【A】
  • ・卵(L)…2個

  • ・きび砂糖…50g

  • ・米油…50g

  • ・無調整豆乳…50g

  • ・おから(生)…100g

  • 【B】
  • ・薄力粉…100g

  • ・ベーキングパウダー…小さじ2

  • 〈バナナとクルミ〉
  • ・バナナ…正味50g

  • ・クルミ(ロースト)…30g

  • ・シナモン…適宜

  • 〈チョコバナナチャンク〉
  • ・ココア(無糖)…10g

  • ・チョコレート…40g

  • ・好みのビスケット…適量

  • グラシンカップ…6枚

準備

  • マフィン型にグラシンカップを敷きます。
  • おからは手でほぐします。
  • Bは合わせてふるいます。
  • クルミは手で適当な大きさに割ります。

作り方

  • 生地を作ります。ボウルにバナナを入れて粗くつぶします。Aを順に加え、都度よく混ぜます。
  • Bをふるい入れて混ぜます。生地を2つに分けます。
  • 〈バナナとクルミ〉を作ります。2の片方にクルミの2/3量と好みでシナモンを加えて混ぜます。型に3コに分け入れ、適当な大きさに切ったバナナと残りのクルミをのせます。
  • 〈チョコバナナチャンク〉を作ります。残りの2に、ココアとチョコレートの2/3量を加え混ぜます。型に3コに分け入れ、残りのチョコレートと適当な大きさに割ったビスケットをのせます。
  • 3、4をオーブン皿にのせて焼きます。180℃のオーブンで25分~
  • 焼き上がったら型からはずし、粗熱をとります。

●濃厚ソイバナナシェイク

濃厚ソイバナナシェイク

材料

  • 〈バナナソース〉
  • バナナ…正味200g

  • きび砂糖…40g

  • 【A】

  • ・バナナ…正味400g

  • ・無調整豆乳…1カップ

  • ・氷…300g

  • 〈トッピング〉
  • 生クリーム(乳脂肪分36%)…200g

  • チョコレートシロップ…40g

  • 好みのビスケット…適量

準備

  • Aのバナナは1cm厚さの輪切りにしてラップに包み、冷凍します。
  • 生クリームは8分立てにします。

作り方

  • 〈バナナソース〉を作ります。鍋に適当な大きさに切ったバナナ、きび砂糖を入れます。バナナを崩しながら火にかけ(中火)、とろみがつくまで煮詰めます。器にあけて冷まします。
  • Aを滑らかになるまでミキサーにかけます。
  • 1をグラスに分け入れ2を注ぎ、〈トッピング〉を飾ります。

    ※お使いになるミキサーの容量に応じてお作りください。

取材協力/東京ガス料理教室

※記事の情報は2024年11月22日時点のものです。

▼「もったいないバナナ」の詳細はこちら