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【パイナップルの切り方】実は簡単! プロが教えるテクニック

丸ごと切るのは大変そう…と思われがちなパイナップルですが、実は意外と簡単なんです! この記事では、誰でもすぐにできる基本の切り方から、思わず写真に撮って見せたくなるおしゃれな切り方まで、フルーツカッティングの第一人者である平野泰三さんに教えていただきました。

この方に教えていただきました
平野泰三(ひらのたいぞう)さん

平野泰三(ひらのたいぞう)さん
フルーツアーティスト®。米国留学中にフルーツの魅力にとりつかれ、フルーツカッティングの技術を習得。新宿調理師専門学校を経てタカノフルーツパーラーに勤務。その後独立し、フルーツパーラー「サンフルール」のオーナーシェフとなる。クルーズ客船、ゲストシェフとして世界を周るほか、2008年にはテレビ番組「TVチャンピオン2」の「フルーツカット王選手権」で王座を獲得。「食卓をもっとおしゃれに!フルーツカッティング」「完全保存版フルーツ・カットテクニック」など著書も多数。現在、フルーツアカデミー®主宰。

果物がもっと美味しくなる! フルーツカッティングの世界

フルーツカッティングとは、果物をより食べやすく、より華やかに見せるためのテクニックのこと。今回パイナップルの切り方を教えてくれた平野さんに、その魅力について教えていただきました。

平野「果物は、カットの仕方によって美味しさが変わってきます。果物の80%以上は水分でできていますから、それぞれの性質をしっかり知った上で適切にカットしてあげることで、果汁を逃がさず甘さを等分にすることができるんです。つまりフルーツカッティングとは、見た目が美しくなるだけでなく、美味しさを際立たせる切り方でもあるんですね。

最近は、スーパーであらかじめカットされた果物を買うという方も多いかもしれません。特にパイナップルは皮が少し硬いので、その傾向が強そうです。ですができれば、果物は丸ごと買ってくるのがおすすめです。果物は食べるだけじゃなく、インテリアのように見た目や香りも楽しめるものですからね。

買ってきたらまず目で見て楽しみ、香りを楽しみ、最後に味を楽しむ。この記事の切り方も参考にしながら、果物の魅力を余すことなく味わってほしいと思います」

パイナップルを切る前に…|葉の取り方

まずはパイナップルの葉(クラウン)の取り方から見ていきましょう。平野先生によると、葉は包丁で切り落とすよりも、手でねじり取るのがおすすめとのこと。果汁が逃げにくく、甘さをキープしやすくなるのだそう。一見難しそうに見えますが、コツを掴めば簡単! 気持ちよくもぎ取ることができますよ。

手順

1. 葉の広がりに沿って右手を差し入れ、上から葉を掴みます(左利きの場合は左手で)。

1. 葉の広がりに沿って右手を差し入れ、上から葉を掴みます(左利きの場合は左手で)。
横から掴むと、葉が手に刺さって痛いので注意
1. 葉の広がりに沿って右手を差し入れ、上から葉を掴みます(左利きの場合は左手で)。

2.左手で実を掴んだら、葉の部分は奥に、実の部分は手前側にひねり、葉をねじり取ります。

2.左手で実を掴んだら、葉の部分は奥に、実の部分は手前側にひねり、葉をねじり取ります。
取れない場合は、何度か交互にねじってみましょう

3.綺麗に葉が取れました!

3.綺麗に葉が取れました!

パイナップルの切り方①|簡単「基本の切り方」

パイナップルの切り方①|簡単「基本の切り方」

ここからは基本の切り方です。パイナップルは、葉が付いている上部から下部にかけて甘みが強くなっていきます。この切り方では最後まで下部を切り落とさないので、甘い果汁を最大限に楽しむことができますよ。

手順

1.パイナップルの上部を1㎝ほど切り落とします。

パイナップルの上部を1㎝ほど切り落とします。

2.パイナップルを立てて置き、半分に切ります。

2.パイナップルを立てて置き、半分に切ります。

3.パイナップルを寝かせて置き、縦半分に切ります。そこからさらに縦半分に切り、1/8サイズにします。

3.パイナップルを寝かせて置き、縦半分に切ります。そこからさらに縦半分に切り、1/8サイズにします。
3.パイナップルを寝かせて置き、縦半分に切ります。そこからさらに縦半分に切り、1/8サイズにします。

4.パイナップルを立てて置き、果肉の中心にある芯を切り落とします。

4.パイナップルを立てて置き、果肉の中心にある芯を切り落とします。
芯の部分はそれほど固くないので、少し残っていてもOK

5.皮を下にして置き、果肉と皮の間にある芽のすぐ上に包丁を入れ、端の方まで切り進めます。

5.皮を下にして置き、果肉と皮の間にある芽のすぐ上に包丁を入れ、端の方まで切り進めます。
赤く囲ってあるのがパイナップルの芽。芽は固く、口の中が切れてしまう可能性があるのでしっかり落としましょう。
5.皮を下にして置き、果肉と皮の間にある芽のすぐ上に包丁を入れ、端の方まで切り進めます。

6.端まで来たら一度包丁を抜きます。パイナップルの左右を入れ替えたら、上から包丁を差し込んで果肉と皮を切り離します。


6.端まで来たら一度包丁を抜きます。パイナップルの左右を入れ替えたら、上から包丁を差し込んで果肉と皮を切り離します。

7.皮にのせたまま、果肉を食べやすい大きさにカットします。

7.皮にのせたまま、果肉を食べやすい大きさにカットします。
皮の上で切ることで、果汁が逃げるのを防ぎます

8.皿に置き、果肉を互い違いに並べたら完成!

パイナップルの切り方①|簡単「基本の切り方」

パイナップルの切り方②|子どもも喜ぶ「バタフライ」

パイナップルの切り方②|子どもも喜ぶ「バタフライ」

続いて、ユニークなバタフライ型の切り方です。お皿に盛り付けるときにパイナップルの葉をいくつか添えると、まるで南国のチョウのような雰囲気に。かわいらしいチョウの姿に、お子さんも喜ぶこと間違いなしです。

手順

1.葉を取ったら、パイナップルの上下を1㎝ほど切り落とします。

パイナップルの上部を1㎝ほど切り落とします。
1.葉を取ったら、パイナップルの上下を1㎝ほど切り落とします。

2.パイナップルを横半分に切り、さらに縦半分に切って1/4のサイズにします。

2.パイナップルを横半分に切り、さらに縦半分に切って1/4のサイズにします。
2.パイナップルを横半分に切り、さらに縦半分に切って1/4のサイズにします。

3.果肉の中心にV字に包丁を入れ、芯を取り除きます。

3.果肉の中心にV字に包丁を入れ、芯を取り除きます。

4.3で入れたV字に向かって、両脇の果肉をカットしていきます。写真の①②③の赤線に沿って包丁を入れ、果肉を切り出します。

4.3で入れたV字に向かって、両脇の果肉をカットしていきます。写真の①②③の赤線に沿って包丁を入れ、果肉を切り出します。

②は、①で入れた刃をそのまま斜め下に落とすようなイメージ

右側の果肉をカットした様子。左側も同様に行います
右側の果肉をカットした様子。左側も同様に行います

5.左右ともカットできたら、パイナップルの芽の内側に包丁を入れて果肉を切り出します。

5.左右ともカットできたら、パイナップルの芽の内側に包丁を入れて果肉を切り出します。

6.果肉を逆さに置き、てっぺんをV字にカットします。

6.果肉を逆さに置き、てっぺんをV字にカットします。

7.さらに左右2か所ずつ、V字に包丁を入れて果肉をカットします。

7.さらに左右2か所ずつ、V字に包丁を入れて果肉をカットします。
7.さらに左右2か所ずつ、V字に包丁を入れて果肉をカットします。
最終的に、5カ所にV字のカットが入ります

8.果肉を食べやすい厚さにスライスします。

8.果肉を食べやすい厚さにスライスします。

9.葉とともにお皿に盛り付けたら完成!

パイナップルの切り方②|子どもも喜ぶ「バタフライ」

パイナップルの切り方③|写真映えする「バスケット」

パイナップルの切り方③|写真映えする「バスケット」

最後は、おもてなしにもぴったりのパイナップルバスケットの切り方です。皮を器に見立て、果肉を盛り付けたバスケットは、思わず写真に撮りたくなる華やかさ。食卓がパッと明るくなります。

手順

1.葉を取ったら、パイナップルの上下を1㎝ほど切り落とします。

パイナップルの上部を1㎝ほど切り落とします。
1.葉を取ったら、パイナップルの上下を1㎝ほど切り落とします。

2.パイナップルを横に置き、半分に切ります。

2.パイナップルを横に置き、半分に切ります。

3.半分に切ったパイナップルの皮と果肉の間に、包丁を差し込みます。刃は、まな板と並行になるように入れるのがポイントです。

3.半分に切ったパイナップルの皮と果肉の間に、包丁を差し込みます。刃は、まな板と並行になるように入れるのがポイントです。

4.差し込んだ刃はあまり動かさず、左手でパイナップルを回転させながら切り進めていきます。

4.差し込んだ刃はあまり動かさず、左手でパイナップルを回転させながら切り進めていきます。
パイナップルの芽の内側を切っていきましょう
皮と果肉を切り離した様子
皮と果肉を切り離した様子
皮と果肉を切り離した様子
果肉に芽が残っている場合は取り除きます

5.皮にギザギザの切り込みを入れていきます。図の青い線のように包丁を入れ、皮のフチよりもやや下のところにギザギザの頂点がくるようにすると、断面をより美しく仕上げることができます。

パイナップルの切り方
5.皮にギザギザの切り込みを入れていきます。図の青い線のように包丁を入れ、皮のフチよりもやや下のところにギザギザの頂点がくるようにすると、断面をより美しく仕上げることができます。
芽の部分を切り落とすように包丁を入れるとさらに綺麗な仕上がりに

6.果肉を寝かせて半分に切り、中心にV字の切り込みを入れて芯を取り除きます。

6.果肉を寝かせて半分に切り、中心にV字の切り込みを入れて芯を取り除きます。
6.果肉を寝かせて半分に切り、中心にV字の切り込みを入れて芯を取り除きます。

7.0.8㎝程度の厚さにスライスします。

7.0.8㎝程度の厚さにスライスします。

8.スライスしたパイナップルを1枚だけ、ダイス状にカットします。

8.スライスしたパイナップルを1枚だけ、ダイス状にカットします。
8.スライスしたパイナップルを1枚だけ、ダイス状にカットします。

9.パイナップルを盛り付けます。芯を取り除くときに入れたV字の切れ込みを皮のフチにひっかけながら、花が開くよう同じ方向に並べていきます。

9.パイナップルを盛り付けます。芯を取り除くときに入れたV字の切れ込みを皮のフチにひっかけながら、花が開くよう同じ方向に並べていきます。
9.パイナップルを盛り付けます。芯を取り除くときに入れたV字の切れ込みを皮のフチにひっかけながら、花が開くよう同じ方向に並べていきます。

10.真ん中に、ダイス状にカットしたパイナップルと葉を飾ったら完成!

パイナップルの切り方③|写真映えする「バスケット」

甘くて美味しいパイナップルなら、Doleの「スウィーティオパイナップル」!

さて、せっかくパイナップルを丸ごと買って楽しむのなら、おいしさにもこだわりたいもの。そこでおすすめしたいのが、Doleの「スウィーティオパイナップル」です。

スウィーテイオパイン

「スウィーティオパイナップル」は、日本人の味覚に合わせて開発された特別なパイナップル。酸味が少なく、豊潤な甘さと香りが楽しめるのが特長です。さらに、肌の保湿力(バリア機能)を高めてくれるパイナップル由来グルコシルセラミドが含まれているので、肌の乾燥が気になる方にもぴったりです。

頭からお尻まで甘さがたっぷり詰まったDoleの「スウィーティオパイナップル」、ぜひ試してみてくださいね。

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※記事の情報は2024年7月30日時点のものです。