Dole

健康維持におすすめ!バナナ

美味しいだけじゃない。バナナに含まれる栄養成分は健康維持の強い味方。レジスタントスターチ、血圧に対するGABA、スポーツ時のブドウ糖、熱中症対策の水分などじつに多くの栄養素が含まれています。

【バナナの健康面での期待される効果】

特にドールで注目しているのがバナ活です。また、バナナに含まれる栄養成分は血圧が高めの方にも適しています。さらにはスポーツにも持ってこいのバナナ。その理由を説明します。

バナナ喫食イメージ

レジスタントスターチが含まれているバナナ

バナナとヨーグルト

腸内環境の改善には腸内の善玉菌を増やすことが大事です。善玉菌も生きています。
善玉菌にとって好ましいエサを与えることが大事です。そのエサとは食物繊維です。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類は効果が異なります。
それらの効果を併せ持つのがレジスタントスターチ(難消化性デンプン)です。
バナナにはレジスタントスターチが含まれています。

機能性表示食品の説明 GABA

バナナとGABAの関係

血圧が高めの方がGABA(γ-アミノ酪酸)を摂取すると血圧が下がったという報告があります。
血管を収縮させるノルアドレナリンの分泌をGABAが抑えることで血圧を下げると考えられています。
Dole のバナナはGABAを含んでいます。「血圧が高めの方に」と表示できる機能性表示食品となりました。
1日当たりの摂取目安量は1~3本(可食部120g)程度です。

機能性表示食品のバナナには「機能性表示食品」と「届出番号」の記載があります。

機能性表示食品とは、国が有効性の表記を認めている保健機能食品(特定保健用食品(トクホ)、栄養機能食品、機能性表示食品)のうちの1種です。[1][2]

【その他の健康面での期待される効果】

意外にもバナナは水分を多く含んでいます。
また、カリウムなどのミネラルやブドウ糖も揃っています。それらの成分は、スポーツ前後のエネルギー補給、熱中症や夏バテ対策などに役立ちます。

スポーツにバナナがいい理由

スポーツとバナナ

運動前にバナナを食べれば素早くエネルギーを補えます。バナナに含まれるブドウ糖(グルコース)は筋肉や脳でのエネルギー源です。運動中の疲労や「つる(こむら返り)」はエネルギー不足が主な原因です。バナナに含まれるレジスタントスターチは大腸内でゆっくりと分解しブドウ糖に変わり吸収されて、エネルギー補給に役立ちます。

夏バテや熱中症対策にバナナを食べる

バナナと水

バナナの75%は水分です。水分の吸収を良くするミネラル(カルシウムやマグネシウム)も含んでいます。
汗として流れ出てしまうカリウムもバナナには含まれています。食欲の無い暑い夏には、冷やしたバナナがオススメです。冷やすと甘さが増す果糖(フルクトース)を含んでいるからです。

その他の健康面での期待される効果

キッチンにバナナ

一息つきたい時にバナナはお勧めです。ショ糖(砂糖の主成分)、ブドウ糖、果糖をバランス良く含んでいます。素早く甘さを感じるのは果糖、次にショ糖、ブドウ糖の順です。
温度も甘味に関係します。冷やすほど果糖の甘さが際立ちます。
また、精神を安定させる脳内セロトニンの原料であるアミノ酸の一種のトリプトファンも含んでいます。[3][4][5]

【まとめ】

昔から身近な存在のバナナにはじつに様々な栄養成分が含まれています。バナ活に、スポーツに、熱中症対策に、バナナを積極的に摂取しましょう。

<参照>
[1]厚生労働省:いわゆる「健康食品」のホームページ
[2]消費者庁「機能性表示食品」って何?
[3]文部科学省、糖類成分表:日本食品標準成分表2020年版(八訂)アミノ酸成分表編
[4]味覚ステーション~世界一面白く食品・栄養・味覚を学べるサイト~
[5]文部科学省、アミノ酸成分表編 第2章 第1表 7.果実類

監修
笠岡誠一さん

笠岡 誠一(かさおか せいいち)さん

■現職:文教大学・健康栄養学部・管理栄養学科・教授
管理栄養士・博士(農学)

■プロフィール
腸活を研究しています。大腸内に棲息する腸内細菌のうち善玉菌を増やすことが腸活です。私達の心や体に好影響を与える善玉菌を増やすには、食物繊維を積極的に摂取することが大事です。大腸内に流れ込む成分として、食物繊維以外にレジスタントスターチ(難消化性デンプン)が知られています。ご飯や麺類などを冷ますことで増えるレジスタントスターチの生理効果について研究を進めています。また、「美味しい」と感じる時の心理状況なども研究しています。

■学歴
東京農業大学・農学部・栄養学科1991卒業
東京農業大学・農学研究科・食品栄養学博士前期1993修了

■経歴
山之内製薬(現・アステラス製薬)・健康科学研究所・研究員(1993/04~2000/03)
国立健康栄養研究所・生活習慣病研究部・客員研究員 (2002/02~2007/03)
アメリカ国立衛生研究所(NIH)心臓・肺・血管研究所・客員研究員 (2007/04~2008/03)
理化学研究所・辨野特別研究室・客員研究 (2015/02~2021/05)

■学位
管理栄養士
博士(農学)(愛媛大学)

■研究分野
食品科学、応用生物化学、地域研究

■研究キーワード
レジスタントスターチ、食物繊維、心理、ハラール、イスラム教、和食、フードビジネス、ヒスチジン、肥満、摂食調節
■研究テーマ
レジスタントスターチの栄養生理学的研究
日本でのハラール食対応
「おいしい」の心理学的研究
ヒスチジンを含む和食による肥満防止作用