食物繊維やオリゴ糖など腸内環境を整え、手軽に栄養補給できるおすすめのバナナジュースについて、アレンジ方法など紹介していきます。
目次
【バナナジュース ダイエットにおすすめ】
手軽に栄養補給できてダイエットにもおすすめのバナナジュースについて、バナナの栄養やおすすめのレシピなどを紹介していきます。
1.バナナジュースの栄養と健康にいい理由
バナナには食物繊維や腸内の善玉菌を増やすフラクトオリゴ糖が含まれており、この二つの栄養成分が腸の調子を整えます。さらに、バナナには短鎖脂肪酸を供給し、善玉菌を増殖するとされるレジスタントスターチ(難消化性デンプン)が含まれているため、食物繊維を摂った時と同じように腸内環境を整える効果が期待されます。
2.バナナジュースとダイエット
バナナと牛乳という非常に栄養価の高い二つの食材を合わせることで、それらに含まれる豊富な栄養を効率よく摂取できます。また、バナナに豊富に含まれる食物繊維が腸内環境を整え、カリウムによって余分な水分を排出する効果があるため、体の余分なものの排泄を促し、ダイエットの手助けをしてくれます。
バナナのダイエットについては別の記事でも詳しく解説しています。
3.夏バテや熱中症対策に!バナナジュースが夏バテに効く理由と効果的な飲み方
バナナジュースはダイエットだけでなく、夏バテや熱中症対策にもおすすめのポイント。
①夏に失いがちなミネラルやビタミンが豊富に含まれている
②消化吸収が良く食欲が落ちた時も飲みやすい
③水分が豊富
上記のポイントを活かすためにこちらのバナナジュースアレンジもおすすめです。
①パイナップルやすいかなど、バナナ同様に夏バテ予防におすすめの栄養素を含むものと組み合わせる。
②カリウムが豊富なバナナジュースに、少量の塩(ナトリウム)を加えることで発汗によって失われたナトリウムとカリウムがバランスよく摂取できます。量としてはバナナ1本あたり塩ひとつまみ程度がおすすめです。
4.バナナジュースを飲むおすすめの時間帯
夏バテにもおすすめのバナナジュースをより効果的にとるためには、飲むタイミングも大切です。飲むタイミングとしては、朝と夜どちらもそれぞれにメリットがあります。
朝に飲むメリットとしては、すぐにエネルギーに変わるため、朝に食欲がない方でも手軽に栄養補給することができます。また朝から腸を活性化させることで排泄を促します。
夜に飲むメリットとしては、バナナに含まれるセロトニンと、その材料となるトリプトファン、セロトニン生成を助けるビタミンB6や、抗ストレスホルモンの生成に関わるビタミンCによってリラックス効果を期待でき、睡眠を促す働きもあります。
【砂糖不使用!おいしいバナナジュースの作り方。ミキサーなしでもOK!!】
バナナにひと手間加えることでよりおいしく、栄養価もアップすることができます。
甘くておいしいバナナジュースを、砂糖不使用で簡単にできる方法をご紹介します。
また、ミキサーのない方でも作れるバナナジュースもご紹介します。
1.バナナジュースの作り方
バナナジュースを作る際には、バナナを冷凍させてから作るのがおすすめです。
シュガースポットが出るまで完熟したバナナの皮をむき、ラップでぴったりと密着させ、手のひらでつぶし、冷凍します。その冷凍バナナ1本分を軽く砕いて、牛乳150mlと一緒にミキサー(ブレンダー)にかけて完成です。
バナナを冷凍することで、甘みの強い完熟の状態を1か月程度維持することができます。また冷凍することでバナナに含まれるポリフェノールが増すと言われています。
2.バナナジュースをおいしくつくるポイント
バナナジュースをおいしくつくるポイントは、熟したバナナを使うことです。熟れたバナナを使うことで砂糖を使用しなくてもしっかりと甘みのあるジュースを作ることができます。
もっちりと濃い甘さが特徴のドールの「極撰バナナ」はおすすめです。
3.ミキサーなしでバナナジュースをつくる方法
ミキサーがなくても、ジップロックにバナナと牛乳を入れ、袋の上からつぶしていき、全体的につぶれたら1時間以上冷やすことでバナナジュースを作ることができます。
バナナジュースのレシピアイデア集
味のしっかりしているバナナジュースは様々な食材と組み合わせてもおいしくアレンジ豊富です。野菜やナッツなどの組み合わせやバナ活におすすめのレシピも紹介します。
1.バナナジュース どんな種類があるの?
バナナは味も香りもしっかりしているので、他の食材と組み合わせていろんな味や効果を楽しむことができます。アボカドや小松菜、トマト、ブロッコリーなど野菜と合わせることで、ビタミン、ミネラルを効果的にとることができます。また、ピーナッツやアーモンドなどナッツ類を加えると、ビタミンEなど抗酸化作用を高めることができます。アミノ酸系ドリンクやプロテイン飲料でバナナジュースを作ることで、効率的にプロテインを補給することもできます。組み合わせ次第で欲しい栄養を手軽にとることができます。
2.おすすめのバナナジュース
バナナジュースは腸内環境を整える他の食材と組み合わせることもおすすめです。
例えば、発酵食品との組み合わせとして「飲む点滴」とも呼ばれる甘酒はおすすめです。ビフィズス菌のエサとなるオリゴ糖や善玉菌を増やすグルコシルセラミドも含まれています。
また、ミネラルが豊富な硬水を使用したバナナジュースもおすすめです。硬水には軟水よりも多くのマグネシウムが含まれています。このマグネシウムには胃腸を刺激して活発化し、便をやわらかくする作用があります。
【まとめ】
バナナジュースは、様々な食材と組み合わせて楽しむことができます。栄養や味など自分の楽しみ方でバナナジュースを取り入れていきましょう。
<参照>
1) 5 a day
監修
小川 沙織(おがわ さおり)さん
■現職:フリーランス管理栄養士
■プロフィール
日本女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻を卒業後、管理栄養士を取得。食とマッサージで腸活を促す指導をメインにしながら、小さなお子さまからアスリートの方まで栄養指導やセミナーなどフリーの管理栄養士として活動中。自身のアトピーやアレルギーなどを食により改善した経験をもとに、腸を整えることで、ダイエットや免疫力アップ、また精神安定にもつながるため、心身のトータルケアにつなげている。
■学歴
日本女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻 2012年卒業
■経歴
大手企業にてメニュー開発・栄養指導(2012~2015)
アスリート向けサプリメントプロテイン会社にてメニュー開発・栄養指導(2015~2017)
保育園給食メニュー開発(2018~2020)
栄養指導・セミナー業務(2016~現在)
■学位
管理栄養士
■講演歴
○東京都小学校にて『東京オリンピックにむけてスポーツにおける食育』
(聴講人数 200名+教員&保護者会×2校)
○東京都中学校にて 『好き嫌いについて』
(聴講人数 全校生徒、教員、保護者)
○一般向け 『オーガニックという選択』
(聴講人数 20名程度を月2回4年程度)